アスワンの岩窟墳墓群と聖シメオン修道院

アスワンには、

ヌビア遺跡群の他にも遺跡が多い。

岩窟墳墓群

岩窟墳墓群(貴族の墓)

古王国時代からの貴族の墓が複数ある。

古王国時代は、紀元前2686年頃から。

ピラミッドの建設が始まった時代。

岩窟墳墓群

何の骨か不明、籠にかなりの量。

聖シメオン修道院

聖シメオン修道院にあるフレスコ画

キリスト教である。

意外にもエジプト人の1割はキリスト教徒。

エジプトで発展した教派は、

コプト正教会(コプト教会)。

そのため、

エジプトのキリスト教徒をコプトという。

聖シメオン修道院は、

ヌビア人にキリスト教を広めるため、

7世紀につくられたが、

12世紀にサラディンとその軍によって、

徹底的に破壊された。

 

破壊と聞くと、物騒だが、

サラディンは、敵味方関係なく、

今でも英雄とされている。

なぜなら、

十字軍を打ち破って中東一帯を支配し、

聖地エルサレムも奪還したからである。

さらに、その際当時としては珍しく、

捕虜を虐殺しなかったため、

「寛容」を実践した人物として、

敵側からも称賛された。