EVITDAとは、営業利益+減価償却費
EVITDAとは、営業利益と減価償却費を足したものです。英語で書くと、Earning Before Interest Taxes Depreciation and Amoritization。これらの頭文字が、EVITDA。読み方は、イービットディーエー、エビットダー、エビーダなど決まっていません。
求め方は、EVITDA=営業利益+減価償却費
=経常利益+支払利息+減価償却費
=税引前当期純利益+特別損益+支払利息+減価償却費
=当期純利益+法人税等+特別損益+支払利息+減価償却費
となります。
EVITDAは、「営業利益+減価償却費」と考えるのが一番わかりやすいです。
EVITDAから何が分かるか?
・企業の本業の儲けを国際的にみることができる
国によって法人税は違います。なので営業利益で、その企業の本業の儲けを国際的に判断します。さらに減価償却費をたすことで、より正確な企業の収益性を知ることができます。
なぜなら減価償却費で減った部分は、ほんらい本業の儲けの一部だからです。
減価償却費は、企業が設備投資したものを償却期間で割り費用として計上しているものです。
売上高-売上原価-販売費及び一般管理費=営業利益
このように減価償却費は、販売費及び一般管理費の一部です。
EVTDAの注意点
・EVITDAの金額が大きいからといって優良企業なわけではない
2002年のワールドコム破綻によって、EVITDAの問題点が浮き彫りになりました。
例えば過剰な設備投資によって、ほんとうは業績が悪い企業があったとします。減価償却費(設備投資費)を含めるEVITDAの数値はよくなります。
そのためEVITDAだけでなく他の指標を確認しましょう。
EVITDAのまとめ
・EVITDAは、営業利益+減価償却費
・EVITDAは、国際的に比較できる企業の儲けを表す
・EVITDAだけでなく、他の指標も確認