TVを見たり、スマフォで調べている時など様々なところで表示される広告。それだけ、身近なもの。
広告とは、広く世の中に広めること。その広告はいつからあるのか、昔はどのようなものであったのか気になるところ。
「広告」を英語に直すと、「advertisement」または省略して「ad(アド)」という。
現在までの様々な広告を知り、未来を想像できる「アドミュージアム」が日本にただ1ヶ所ある。
本日の訪問先
『アドミュージアム東京』
日本で唯一の広告ミュージアムは、日本一の広告会社(電通)近くにある。
いわずもがな、電通と関係の深いミュージアムである。その運営元は、電通第4代目社長の遺志を継承する財団。
とはいえ、他の会社の広告も充実している。
常設展示
江戸時代から現代まで、日本の広告の変遷が解説されている。
もちろん、東京オリンピック・大阪万博の広告もある。
コレクションテ―ブル
画面内のサムネイルから、気になったものをタッチすると、その広告を見ることが出来る。
懐かしいものから、初見のものまで数知れず。
4つのきもち
広告視聴ブース
中はこのように。
人々の心に響いた、広告の世界に入り込める。
誰にも邪魔されず。
ライブラリー
階段を上がると、図書館になっている。広告に関する資料を数多く収蔵されている。
プロジェクター
2017年12月アドミュージアム東京は、リニューアルオープン。
以前は中央に坂があったと思うのだが。今はなくなり、プロジェクターで文言が投写。
「家族は、面倒くさい幸せだ。」
鉄拳のパラパラ漫画を実写映画化した際、ポスターにあった文言。
浅井勇樹のコピー
他にも
1500種以上の動物に、同性愛があるんだって。
自然なことなんだ。
「1500種以上の動物に、同性愛があるんだって。自然なことなんだ。」
『"好き"に変はない展』での文言。
銭谷侑のコピー
このように、様々な人のコピーが写されている。
もう少しゆっくりの方が見やすいが、トントン写すことで、言葉の意味を考えるのではなく、感じろ!ということでは。
「Don't think ! Feel !」
企画展示
企画は、海外の広告
NYのクリエイティブ・アワードからの作品
まとめ
リニューアル前と比べ、視覚だけでなく聴覚でも、より一層感じることができるようになった。ライブラリーもあり、広告の勉強にはもってこいの場所。デザイン・映像の最高峰でもあるので、その業界の人にもオススメ。
ミュージアム内でも思ったが、昔の広告に比べ、最近のものは文字が多すぎる。そのため、煩わしく感じる。予算や時間が限られた中で、写真や映像だけで伝えることの難しさから、文字の多用に繋がっている印象だ。
そういった煩わしさがない広告が、広告の未来では。
けれど、それはもう広告ではないのかもしれない。
禅問答のようだが、広告の未来は、広告という枠組みを越えた「何か」
その答えはまだ世に出ていない。
アドミュージアム東京 基本情報
開館時間:11時から18時まで
休館日:日曜・月曜
入館料:無料
電話番号: 03-6218-2500
住所:東京都港区新橋1-8-2
(カレッタ汐留内地下2階)
JR山手線「新橋」より徒歩5分
都営大江戸線「汐留駅」(新橋駅方面出口)より徒歩2分
ゆりかもめ「汐留駅」(東出口)より徒歩2分
併設カフェ:なし
併設ショップ:あり
(専門書籍以外に、ミュージアムオリジナル商品も多数)
図書コーナー:あり(地下1階)
写真撮影:OK、図書コーナー内はNG
飲食:館内で飲食はNG
サービス:館内にトイレやエレベーターは、設置されていない。しかし、カレッタ汐留内には両方あり(多機能トイレも)
公式サイト:https://www.admt.jp/
地図: