焼却炉(清掃工場)があるところのそばには、ジムやプールなど行政施設があることが多い。
ここ板橋区も例外ではなく、焼却炉のそばに温水プール施設がある。そのうえ、通称「グリーンドームねったいかん」と呼ばれる植物園まである。
植物園は、板橋清掃工場の余熱を使った施設。なんと植物だけでなく、水族館もある。ただし、本格的なものではなく、ミニなのであしからず。
本日の訪問先
『板橋区立熱帯環境植物館』(グリーンドームねったいかん)
植物園とミニ水族館が合わさった施設になっている。
それでは、施設のご紹介!
施設入り口
まずは入口、あまり植物園っぽくないような雰囲気。
中に入ると、自動券売機があり、入場券を買うシステム。
館内の順路は、まず地下1階から見学するようになっている。
施設 地下1階
入場券を買い、階段を降りると大きな木がデーン!とある。そのまま進むと、ミニ水族館へ。
ミニ水族館
海水・汽水・淡水の3種類に分かれている。
東南アジアの生態系が中心になっている。みんな大好き、クラゲもいるよ!
階段を上がると、次のエリアになる。
施設 1階
温室ゾーン
「熱帯低地林」「熱帯の河口域植物」「集落景観」と3つテーマに分かれている。実際の植物もそれぞれ生息している地域が違う。そのため、それに合わせて展示の様子を3つに分けている。
絞め殺し植物
他の木に巻きついて成長する。まるで絞め殺しているように見えるため、こういう名がついている。実際、中の木が殺される場合もある。
お馴染みパパイヤ
カカオ
陸ガメ
「ムっちゃん」と名付けられ人気者
集落景観の一部
館内には、集落感を出すため、小屋がある
マレーハウスと呼ばれている小屋。
実物大バナナの葉や、水槽など展示されている。東南アジアの熱帯地域に実際ある集落をイメージ。
蛸の足のようなビヨウタコノキ
蛸足みたいな部分は気根と呼ばれる。気根は、空気中に露出している根のこと。
直立した幹から気根が出て、地面に向かっている。
幹真ん中上部から、地面左下へ伸びている。
ビヨウタコノキの実も見られた。
食虫植物コーナー
様々な食虫植物が並べられている。食虫植物、虫を食べる植物として有名。実際には、虫を食べると枯れてしまう種類もあるらしい。虫を食べなくても、普通の植物同様すくすく育つとのこと。
施設 2階
冷室ゾーン
温室ゾーン同様湿度はあるが、とても涼しい環境になっている。
その冷室を通り過ぎと
アジアンフード喫茶室クレア
土・日・祝のみ営業の喫茶店。平日は、休憩室になっている。
さらに進むと
企画展示室
トロピカルフルーツ展が開かれていた。(2019年3月3日まで)
このエリア、匂う!!!
いい香りではなく、どちらかいうと臭い。
何故だと思って歩いていると
ドリアン!
匂いが強烈なためか、容器から香りがただ漏れになっている。
エリア一帯がドリアン臭(笑)はっきり言ってクサイ(笑)
まるで生ゴミのような匂い。食べると美味しいというが。
まとめ
植物の種類や水族館の魚の種類は、ご覧の通りあまり多くない。
また予算が少ないからか、すごい手作り感があふれている。
けれど、実が出来ている植物には、実がついているマークや、絞め殺し植物やビヨウタコノキもそうだが、素人にも分かりやすく解説が書かれている。
企画展示室も来た人が楽しめるように、切ったドリアンなど実物が置いてあり、より一層植物に興味を抱くようになっている。
また、植物の無料配布が定期的に行われているので、家で育てることもできる。
このように植物館は、職員によって様々な工夫が凝らされている。そのため、企画展示内容が変わるたび、あるいは、館内の花が咲く時期には、行きたくなる植物館!
デート向き ★★★☆☆
子ども向き ★★★☆☆
外国人向き ★☆☆☆☆
(5段階評価、★が多い方が向き)
板橋区立熱帯植物館
開館時間:10時から17時まで
休館日:年末年始、月曜(祝日の場合は開館し、翌日休館)
入館料:大人260円・小人130円
電話番号:03-5920-1131
住所:東京都板橋区高島平8-29-2
都営三田線「高島平駅」(東口)より徒歩7分
駐車場:なし
併設カフェ:あり(2階)
土・日・祝のみ営業、11時から17時まで。
図書コーナー:あり(2階)
サービス:多機能トイレあり(2階・地下1階)、エレベーターあり
イベント:植物に関することから、あまり関係のない缶バッジ作りなど様々なイベントが開かれる
公式サイト:
http://www.seibu-la.co.jp/nettaikan/
地図: