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文京区「講道館柔道資料館」へ、創始者・嘉納治五郎について知る!

 

柔道、学校の授業で習ったことのある人も多いだろう。その講道館柔道の創始者は、嘉納治五郎(かのうじごろう)。

 

彼は、2019年の大河ドラマ『いたてん~東京オリンピック噺~』の主人公・金栗四三(かなくりしそう)の恩師でもある人物。

 

そして、講道館の総本山が、文京区の春日にある。中には、講道館柔道についての資料館も併設されている。

 

本日の訪問先

講道館柔道資料館

『講道館・総本山』

中央左と右にある2棟が、共に講道館の建物。 

 

右手の建物が、講道館の本館になっている。そして、左手の建物が、講道館創立100周年を記念して建てられた「講道館国際柔道センター」。この建物の2階に、講道館柔道資料館がある。

 

 

講道館柔道資料館

講道館柔道資料館

資料館内は、「資料展示室」、「柔道殿堂」、「師範室」、「図書館・閲覧室」と4つのエリアに分かれている。展示室内は、撮影禁止。入ってすぐ受付・スタンプコーナーある。なんと3種類もスタンプがそろっている。

 

「資料展示室」

講道館の創立から現在まで、当時の資料や写真が展示されている

 

「柔道殿堂」

柔道の普及に功績があり、亡くなった人物。その中から選ばれた19名の肖像と略歴が掲示

 

「師範室」

創始者・嘉納治五郎の資料や遺品が展示

 

「図書館・閲覧室」

柔道の技・試合の映像データの視聴や、過去の大会プログラムなど柔道関連の資料を閲覧できる

 

さらっと説明を書いたが、資料室について、貴重な資料が展示されているのは分かる。けれど、説明が少ないため、柔道関連の素人には内容が理解しづらい。

 

展示品が何かとは書いているが、背景がほとんど書かれていない。どういうことかというと、「〇〇書簡」「〇〇刀」と表記はある。しかし、それが「どういう経緯で来たのか」、「何に使われたものなのか」といった説明がない。それを知りたいのである。

 

門外漢(もんがいかん)にも分かりやすいように、経緯や背景といったその展示品の持つ物語が書かれていると、より多くの人が柔道に興味を抱くようになるはず!

 

資料館については、以上となる。訪れる予定のあるなしに関わらず、講道館柔道創始者がどのような人物であったのか気になるだろう。

 

創始者・嘉納治五郎

講道館柔道資料館

講道館本館の玄関に、嘉納治五郎の像が置かれている。

 

嘉納治五郎について

古来より受け継がれた柔術に、創意工夫し「柔道」を生み出した嘉納治五郎。

 

1860年、現在の兵庫県神戸市生まれ。嘉納家は、「菊正宗」や「白鶴」といった酒造で有名な一族。治五郎の父は、廻船業(人や貨物を船で運ぶ)を行なっており、勝海舟の支援者でもあった。

 

治五郎は、体が弱かったこともあり、天神真楊流や起倒流など様々な柔術を学ぶ。1882年に、現・台東区にある永昌寺で講道館を創立する。1909年、東洋初の国際オリンピック委員となった。1911年には、大日本体育協会(現・日本スポーツ協会)を設立し会長となる。日本が初参加した1912年ストックホルムオリンピックでは、団長として参加。1938年エジプトで開かれたIOC総会から帰国途中、船内で死去。

 

このような経歴により、「柔道の父」あるいは、「日本の体育の父」と呼ばれた。

 

 

嘉納師範の教え

数多くある中から、2つの教えをご紹介。

 

精力善用(せいりょくぜんよう)

精力と善用。つまり、善を目的とし、自分の力を使うこと。より大きな視点でみると、自分の力を相手を倒すために使うのでなく、世界が良くなることに使いなさいという意味。

 

自他共栄(じたきょうえい)

自分と他人、お互いが栄える世界へ。要するに、お互い尊重して助け合い、共に成長してより良い世界へしていくことである。

 

 

まとめ

講道館柔道資料館

 「講道館柔道資料館」、前述の通り、柔道素人向けのところではない。どちらかと言えば、柔道に詳しい人が訪れるような資料館になっている。外国の人も訪れていたので、柔道経験者かもしれない。 

 

ある程度の知識、「とくに創始者について」がないと、資料館を楽しむことは難しいだろう。それもあったので、どういった人物か上記で紹介したのである。

 

そして、柔道の「資料」だけでなく、「心」にも、ぜひ触れて欲しい!

 

柔道の行きつく先は、己を完成し世を補益すること。つまり、修行によって、自身の肉体だけでなく、自己の精神を完成させる。そして、より良い社会を創造することである。

 

柔道は、その枠組みにとどまらず、社会で生きる人の道を示している。自分が培った力を、相手を威圧したり、自分だけのため、悪いことのためではなく、善のために使う。世の中を良い方向へ動かすために!

 

 

 

講道館柔道資料館

開館時間:10時から17時まで

 

休館日:土曜・日曜・祝日・夏季休暇・年末年始

 

入館料:無料

 

電話番号:03-3818-4562

 

住所:東京都文京区春日1-16-30

各線「春日駅」より徒歩2分

各線「後楽園駅」より徒歩5分

 

併設カフェ:あり、資料館と同じ建物の地下1階

 

併設ショップ:あり、資料館と同じ建物の1階

 

図書コーナー:あり(2階)

 

イベント:資料館関連のイベントはないが、一般の人でも道場の練習会に参加できる。

 

サービス:エレベータあり

 

公式サイト:

http://kodokanjudoinstitute.org/activity/library/

 

地図: