より健康へ「くすりのミュージアム」中央区日本橋本町

 

誰でもお世話になったことがある「くすり」。どんなに身体が弱っているときでも、それを飲めば、ケロッと治ることもある。

 

漢字にすると「薬」。薬といえば、西洋医学が入ってくる前は、生薬(しょうやく)と呼ばれる自然に存在するものを組み合わせて作られたものであった(イメージでいうと、漢方薬)。しかし、現代では「薬」とは、医薬品をさすことが多くなり、特殊な製法でつくられている。

 

薬局では、包装された状態の「くすり」しか置かれていない。そのため「なぜ効くのか」「どうやって作られているのか」といった疑問を抱く人もいるだろう。

 

東京の日本橋にあるミュージアムでは、そういった「くすり」そのものについて知ることができる。

 

本日の訪問先

くすりのミュージアム

『くすりのミュージアム』

 

クスリについて楽しく学び、より身近に感じることができる施設。

 

中に入ると、子供が多い。なぜこんなに待っている人がいるのだろうかと思い、受付へ。なんと、1時間待ち!

 

公式サイトには、混雑予想はついていなかったが、いったいどうなっているのか?! 春休みだからなのか???

 

急ぎの用もなく街歩きの途中に寄ったので、外出して待ってみることにした。外出する際には、受付に伝え、戻ってきたら、また受付へ伝えるシステムになっている。

 

くすりのミュージアム

館内は、原則撮影禁止だが、受付のそばにある貴重なフォトスポット。

 

外出から戻り、再度受付へ。最初に受付してから40分後ぐらいだろうか、名前を呼ばれ、展示室がある2階へ。

 

ICチップ内蔵のメダルを受け取り、個人情報の登録。年齢・性別・訪問した回数など登録する。

  

くすりのミュージアム

2階にもある貴重なフォトスポット。 展示室の入口横にある。

 

 

ミュージアムについて

展示室内に入ると、ブルーが基調の照明に変わった。

 

展示は細かく分類されている。「くすりの歩み」「くすりの未来」「くすりと日本橋」「くすりを組み立てる」「くすりをつくる」「くすりの種類」「くすりのはたらき」「くすりの種」など、くすりについての解説が盛り沢山!

 

2階で受け取ったメダルを置くと、解説がスタートする。そのため、近未来感を味わえる。しかし、音が小さい! 偶然かと思い、他の展示でも確認するが、やはり音が小さい!

 

地面に立ち位置が描かれた足跡がある。そこに立ち、メダルを置くと映像が始まり、音声も流れるシステムになっている。その位置に立つが、全く聞こえる音量が変わらない。

 

訪れた日は、来場者が多いので、あえて音を小さくしていたのか、機械的にもともとこの音量なのか、スピーカーが頭上にあるからなのか。初めて訪れたミュージアムだったので、原因は結局分からず。(私以外の人も、音が小さいと言っていた)

 

そして、シアターもある。シアターは15分刻みで公開され、くすりの未来について、放映。ここの音量は、問題なし!

 

 

まとめ

くすりのミュージアム

 

「くすりのミュージアム」のデザインは、親しみやすいためか少し子供っぽさがある。しかし、子供向けかと思いきや、大人でも十分楽しめる展示内容になっている。

 

ミュージアム内のくすりについての動画解説は充実しているので全てを見ると、滞在時間はゆうに1時間を超えてしまうだろう。しかし、全てを理解すれば、くすり博士になれる!

 

また、子供が楽しめるゲーム、コレクターズカード、『クスリミュージアムの冒険』といった小学生ぐらいをターゲットにした資料が、数多く取り揃えられている。自由研究のネタになるだけでなく、小学生が夢中になる内容だろう。

 

ただ、くすりの解説内容は理解するのは、たぶん難しいと思う。そういった内容を理解するには、中学生以上になるのではないか。実際、中高生の団体見学も訪れている様子。

 

もし、団体見学と鉢合わせしたくない人は、公式サイトの開館スケジュールを要チェック!

 

このように、始まりから終わりまで、「くすり」についてのミュージアムになっている。第一三共が運営しているが、自社の製品等の説明はほとんどなかったので、企業ミュージアムとしては異色ではないだろうか。それだけフラットな目線で、「くすり」をより多くの人に身近に感じてほしいのかもしれない。

 

そして「くすり」も大事だが、普段からバランスの良い食生活を心がけることも大事。

 

「くすり」を知り、より健康へ!

 

 

デート向き ★★★☆☆

子ども向き ★★★☆☆

外国人向き ★★☆☆☆

(5段階評価、★が多い方が向き)

 

 

 

くすりのミュージアム

開館時間:10時から18時まで

 

休館日:月曜(祝日の場合、開館)、年末年始

 

入館料:無料

 

電話番号:03-3546-5346

 

住所:東京都中央区日本橋本町3-5‐1

各線「三越前駅」(A10番出口)より徒歩2分

JR総武快速線「新日本橋駅」(5番出口)より徒歩1分

 

駐車場:なし

 

併設カフェ:なし

 

図書コーナー:なし

 

サービス:多機能トイレ(2階)、エレベーター、リターン式無料のコインロッカー

 

写真撮影:一部のみ可能

 

外国語対応:一部英語表記あり。ミュージアム内で使用するメダルについて、英語・中国語対応

 

公式サイト:https://kusuri-museum.com/

 

地図: