明治創業のお惣菜屋、文京区の「小田原屋」へ

 

街のお惣菜屋さん、と聞くと個人のお店を思い浮かべる人が多いはず。

 

しかし、最近ではお惣菜屋もチェーン店が増えつつある。

 

個人で経営しているところは、減る一方ではないだろうか。

 

本駒込駅と白山駅の真ん中あたり。今なお家族経営のお惣菜屋が営業している。

 

本日の訪問先 

小田原屋

『小田原屋』

 

外観からも分かるように、お惣菜屋さん。

 

創業年度に、衝撃!!!

 

なんと明治21年(1888年)

 

1888年というと枢密院が設置され、翌年大日本帝国憲法が公布された。

 

文明開化の時代に創業し、今日まで130年以上続くお店。

 

中に入ると、お惣菜がいろとりどり。佃煮もある。

 

うぐいす豆  100g 150円

あじ南蛮漬け 100g 320円

ポテトサラダ 100g 150円

 

以上、購入!

 

 

いざ、お惣菜!

小田原屋

 

ポテトサラダ

食べた瞬間、仕事が丁寧と思った!

 

ペースト状のジャガイモと、さいの目切りのジャガイモが、混ざっている。

 

潰し残しではなく、切り口があったので、舌触りが違った。

 

キャベツ、玉ねぎ、人参、胡瓜入り。

 

もちろん、味は美味しい。

 

好みをいえば、少し甘く感じた。

 

 

あじ南蛮漬け

大きなあじなのに、頭からしっぼまで丸々食べられる。

 

骨が引っかかることは全くない。

 

しっかり揚げて、しっかり酢につけているのかな。

 

だが、酢感が強いわけではなくマイルド。

 

自然な味の南蛮漬け。

 

 

うぐいす豆

甘いお豆、ほどよいゆで加減。

 

お茶請けにもよさそう。

 

ヨーグルトに意外と合う。

 

 

 

まとめ

ポテトサラダの工夫や、骨まで柔らかい南蛮漬け、そして、スイーツにもなるうぐいす豆。

 

どれも美味しいが、私的には少し甘めかな。ただ自然の素朴な甘さなので、くどく感じたりはしない。

 

最近は見かけることが少なくなった家族経営のお惣菜屋さん。チェーン店ばかりだと、便利だが、均一的で味気ない世の中になってしまうだろう。

 

だからこそ、このようなお店がいつまでも営業して欲しいと思う。そのためには、食べて応援するしかない。今回行ったときには、お勧めの「すき焼袋」が売り切れていた。次回訪問したさいには、ぜひ買いたい!

 

 

  

小田原屋 基本情報

住所:東京都文京区本駒込1-1-30

都営三田線「白山駅」より徒歩3分

メトロ南北線「本駒込駅」より徒歩5分

 

電話番号:03-3811-4386

 

営業時間:10時から20時まで

 

定休日:日曜

 

公式サイト:http://www.odawaraya.net/index.html

 

地図: