株価の指標 その2 PERとは?

PERとは株価収益率

PER、「パー」と読みそうになります

しかし、正確には「ピーイーアール」と読みます

英語ではPrice Earnings Ratio

その頭文字がPERです

 

求め方はPER(倍)=株価÷1株あたりの利益(EPS)

または、時価総額÷当期純利益

 

(例)

当期純利益:1億

発行済み株式数:100万株

株価:1000円

 

EPS=1億÷100万株

      =100円

PER=株価÷EPS

      =1000÷100

      =10

 

PERは10となります

 

同様に

時価総額は、株価×発行済み株式数より10億円

PER=時価総額÷当期純利益

    =10億÷1億

       =10

 

PERから何が分かるか?

基本的にPERが高ければ株価が割高ということになります

PERが割安になるほど一般的に投資価値があるといえます

日本企業における平均がPER15です

なのでそれを目安に判断するといいでしょう

 

PERを見る際の注意点

PERが高いからといって、投資価値がないわけではありません

なぜなら成長中の企業であればPERが高くなりがちだからです

そして、企業の業績向上によりさらに株価が上がることがあります

それゆえ一社だけのPERだけで判断しないようにしましょう

同業他社と比べて割高かどうかも確認してください

 

PERのまとめ

・計算式は株価÷1株あたりの利益(EPS)

 または、時価総額÷当期純利益

・PERの目安は15

・一般的にPERの低い企業のほうが投資価値は高い

・同業他社のPERと比較して、割高かどうか判断する