今や小学生の習い事ランキングで上位にランクインする「プログラミング」。
世代によっては全く馴染みがないものかもしれない。けれど、今ご覧になっているこのサイトもプログラミングによって出来ている。実はそれだけ、身近なところに存在している。
そんなプログラミングを体験することのできる場所が、港区の北青山に開かれている。しかも、ただの学習施設ではない。先端技術を知ることができるのだ。
本日の訪問先
『TEPIA先端技術館』
楽しく先端技術に触れながら、プログラミングの世界を無料で体験できるようになっている。
この施設の紹介の前に、「TEPIA」とは何だろう。初めて聞く人が大半だと思う。「Technological Excellence Promoting Innovative Advances」の頭文字とのこと。
単語の意味を見てみると、「Technological→科学技術」「Excellence→高度」「Promoting→推進」「Innovative→革新」「Advances→進歩」。つまり、高度な技術の革新的進歩を、推進することを目的とした施設である。
技術館 1階
まず身近なテクノロジーに触れることで、プログラミングに興味を抱くことができる。
属性推定カメラ
入ってすぐ左手。真ん中上部のカメラに顔が認識されると、モニター上に年齢・性別が表示される。(複数人でも可能)ショッピングモールなど、来場者の分析に使われているシステム。
実年齢との差に、一喜一憂しないこと!!!(笑)
ゲート
左には、4Kテレビ、右には、自立走行ロボットが置かれている。
出展協力団体一覧
さまざまな企業の協力を得ていることが、一目瞭然。テクノロジーが、どれだけ社会に必要とされているか。しっかり学んでおこう。
パネル
人手不足などの社会問題を、テクノロジーによってどのように解決していくか紹介されている。
6軸産業用ロボット
精密部品の組み立てなど、人間の代わりに作業を行うことが出来る。なんとも器用なことに、手前にある銀色の筒の先(シャープペンシル)へ0.5㎜の芯を入れる。ダイナミックな動きから、繊細な動きまで可能なロボット。
グランドマスタークロック
銃型の機械が光るのと「同時」に、手前の赤いボタンを押し、自分の反応速度を試してみよう!
結果は0.4秒。これは、電子システムの世界でいう「同時」とは程遠い数字らしい。人間が認識できないレベルで、機械と機械の時間合わせをしてくれるのが、この装置だ。
プログラミング体験ブース
プログラミングへの興味がMAXになったところで、実際にプログラミングを体験!
1番から24番まで様々な教材がある。難しいかもと思った人でも、説明が分かりやすいのでご安心を。
技術館 2階
さらに深堀したくなったら、2階へどうぞ!
TEPIAロボットグランプリ
「課題解決ロボット」をテーマに中高生が開発を競う大会。そこで入賞したロボットが展示されている。
ビデオライブラリー
混雑時は、1回2時間までであった。2019年3月10日をもって、約30年にわたる館内視聴サービスは残念ながら終了。
シアター
『最先端ドクター特番 バーチャルリアリティ―が医療を変える!』『フィギアスケート ~科学が紐解く瞬間の芸術~』『有人潜水調査船 しんかいの系譜』など1回30分間程の作品が上映。内容は3ヶ月ごとに変わるようになっている。
まとめ
小学生から高校生まで体験できる、ロボットプログラミング教室・3Dプリンタ教室などが、定期的に行われている。
2020年から小学校で、プログラミング教育が必修となる。それに先駆け勉強することもでき、それがきっかけで興味を抱いた人も、勉強ができる場所になっている。
しかし、企業ブースに展示されている機械は、今や当たり前の技術に感じるものも多かった。施設オープン時には、最先端だったであろう技術も、たった数年で、当たり前になってしまうんだなとしみじみ感じた。技術革新のスピードをまざまざと見せつけられた。
そしてTEPIAで学んだちびっこプログラマーたちが、「将来社会をどんな風にかえてくれるのかな~?」とワクワクする気持ちにもなった!
TEPIA先端技術館 基本情報
開館時間:9時30分から17時まで
休館日:毎週月曜(祝祭日の場合開館し、翌日休館)
入館料:無料
電話番号:03-5474-6128
住所:東京都港区北青山2-8-44
各線「外苑前駅」(3番出口)より徒歩4分
駐車場:あり(地下1階・有料)
併設カフェ:あり(2階)
併設ショップ:なし
イベント:定期的にプログラミング教室が開かれる
サービス:エレベーターあり、多機能トイレ(1階・3階)
公式サイト:https://www.tepia.jp/exhibition
地図: