売上債権回転率とは、売上高を売上債権で割ったもの
売上債権回転率を知るには、売上高と売上債権が必要です。
求め方は、売上債権回転率(回転)=売上高÷売上債権
売上債権は、売掛金と受取手形を足したものです。
売掛金と受取手形は、貸借対照表の左側を見てください。
資産の中にある流動資産に書かれています。
(貸借対照表とは、決算日時点の財政状況を表す書類です)
売上高は、損益計算書の最初に書かれています。
(損益計算書は、会社の利益を知ることができる決算書類です)
売上債権回転率から何が分かるか?
・売上債権回転率は、売上債権を回収するはやさを表しています
売上債権回転率は、売上高÷売上債権です。つまり、売上債権回転率の数値が大きいほど、売上債権の回収がはやいということです。
なぜなら、売上債権回転率が高いというのは、「売上高が大きい」または「売上債権が少ない」ということです。売上高が多いと、売上債権の回収が早くなります。また売上債権が少ないと、回収が早くなります。
このように売上債権回転率が高いと、企業の現金化するスピードが速いということです。
売上債権回転率の注意点
・売上債権回転率は業種によって幅がある
売上債権回転率は、売上高÷売上債権で求めます。業種によって、売上債権の割合は違います。そのため、もし気になる企業があったときには同業他社と比べてみてください。一般的に売上債権回転率の中央値は、7回転ぐらいです。
売上債権回転率のまとめ
・売上債権回転率とは、企業が売上債権を回収するはやさを表しています。
・売上債権回転率の求め方は、売上高÷売上債権
・売上債権回転率の目安は、7回転
→業種によって幅があるので同業他社も確認