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8ra8ra3のJOURNEY

建物も貴重な「鈴木信太郎記念館」豊島区東池袋

 

豊島区の中でも、

新しい記念館ではないだろうか。

 

2018年3月28日開館。

 

本日の訪問先

鈴木信太郎記念館

『鈴木信太郎記念館』

鈴木家の旧宅が豊島区に寄贈され、

記念館として開館

 

 

鉄柵

鈴木信太郎記念館

鈴木信太郎の長男・成文が、自らデザインし、

1956年頃に設置したものの一部

 

 

鈴木信太郎記念館

鈴木信太郎記念館

玄関

 

鈴木信太郎記念館


「書斎棟」「茶の間・ホール棟」「座敷棟」

と3つの棟からできた建物

 

 

茶の間・ホール棟

鈴木信太郎記念館

玄関から入ると、

まずホール棟に。

 

空襲により焼失した母屋の跡地へ

1949年に建設された棟である。

 

スリッパに履き替え中へ。

 

右手には、

パネルと男女トイレがあり、

さらに進むと書斎棟。

 

左手には、茶の間があり、

事務所と図書コーナーが。

さらに進むと座敷棟。

 

鈴木信太郎のパネル

鈴木信太郎記念館

玄関右手には、

ほぼ等身大のパネルが!

 

1957年3月28日、

東京大学の卒業式に出席した時のもの。

(鈴木信太郎・61歳)

 

鈴木信太郎について

1895年、東京都生まれ

 

1916年、東京帝国大学文学部に入学

フランス文学専攻

 

フランス文学研究の草分けであり、

東京大学文学部教授として、

仏文科を盛り上げ、後進を育成。

 

1970年、死去

 

 

男女トイレ

鈴木信太郎記念館

右側:男子トイレは、昔から便所

左側:女子トイレは、浴室であった

 

 

 

書斎棟

1928年に書斎兼書庫として建設

 

フランス留学中に船便で送った

1000冊の本が船内火事で燃えた。

(実父の死より悲しんだといわれている)

 

その経験から、

蔵書が燃えないよう

耐火構造の鉄筋コンクリート造りに、

当時の個人宅では珍しかった。

 

空襲で書斎棟の2階は焼失したが、

1階は無事であった。

 

空襲後、

火事によって棟内部も暑くなっている。

 

もし、

開けると酸素が供給され、

自然発火するかもしれないので、

1週間冷やした。

 

その後、

扉を開けようとしたが、

外側が熱で膨らんだため開かず。

 

地面を掘って掘り進め、

隙間から廊下に出て、中から開放。

 

内部の蔵書に被害が無かったことを祝い、

本の後ろに隠していたウイスキーを飲んだ

といわれている。

 

 

 

北側廊下

鈴木信太郎記念館

鈴木信太郎の息子インタビューや、

建物の解説などの視聴スペースがある。

 

 

書斎

鈴木信太郎記念館

信太郎が実際に使用していた書斎

 

天井まで蔵書はあるが、

主な蔵書は息子が務めていた

獨協大学図書館に寄贈された。

 

鈴木信太郎記念館

 

暖炉の上にある「鷲図」は、

須田国太郎から贈られた作品。

 

 

ステンドグラス

 

書斎南側の窓の欄間に、

5つのステンドグラスがある

 

鰐 LE MONDE

 

鳩 EST FAIT

鈴木信太郎記念館

 

鹿 POUR ABOUTIR

鈴木信太郎記念館

 

獅子 A UU BEAU

鈴木信太郎記念館

 

犬 LIVRE S.M.

鈴木信太郎記念館

 

鈴木信太郎自らデザイン。

 

全ての文字を繋げると

「LE  MONDE  EST  FAIT  POUR  ABOUTIR  A  UN  BEAU  LIVRE」

訳すると、

「世界は一冊の美しい書物に近づくべくできている」

ステファヌ・マラヌメの有名な詩である。

 (展示資料より抜粋)

 

 

書斎棟外観

鈴木信太郎記念館

 

この窓の欄間部分に、

ステンドグラスが取り付けられている

 

2階部分は、残念ながら非公開。

1931年に増築時は、

天井はなく鉄骨むき出しの大部屋だった。

空襲で焼失した後、再度増築した時には、

天井も張られ3室と廊下に仕切られた。

 

 

座敷棟

鈴木信太郎記念館

 

鈴木家は、古くから続く地主の家系。

 

現・埼玉県春日部市に広大な土地と屋敷があり、

その離れの一部を1949年に移築したものが座敷棟

 

 

縁側

鈴木信太郎記念館

 

縁側からの眺め

鈴木信太郎記念館

 

縁側の先に便所

鈴木信太郎記念館

こちらの便所は、展示資料のため使用NG

 

座敷棟外観

鈴木信太郎記念館

伝統的な和風建築

 

 

まとめ

こちらの記念館は、

鈴木信太郎のフランス文学界での功績を学ぶというより、

息子さんが語る氏の人柄と、

建物へのこだわりを感じるために訪れたい場所。

 

日本建築のシンプルな機能美に、

フランスの香り漂う装飾がさりげなく施されている。


そのバランスがちょうどよくて、

「ここで暮らしたい」と思う空間だった。

 

この建物自体は、

豊島区重要文化財に指定されているが、

自由に写真を撮ったり歩いて見て回れる。

 

資料の接写と茶の間にある図書コーナーは、

写真撮影NG。

 

それ以外は大丈夫なので、

自分だけの素敵な場所をみつけ、

写真に収めてみては。

 

 

 

豊島区立鈴木信太郎記念館

開館時間:9時から16時30分

休館日:月曜(祝日の場合、翌日も休館)、第3日曜、祝日、年末年始

入館料:無料

電話番号:03-5950-1737

住所:東京都豊島区東池袋5-52-3

丸ノ内線「新大塚駅」より徒歩3分

各線「大塚駅」より徒歩8分

公式サイト:

http://www.city.toshima.lg.jp/129/bunka/bunka/shiryokan/suzuki/suzukioverview.html

地図: