シウダボリバルに戻ってきた。
このままコロンビアへ行こうか、
それとも首都カラカスへ行くか。
ところで、
治安の悪い国を旅する時に、
気を付けていることがある。
もし強盗にあったとしても、
目的はお金(金目の物)で、
人を殺すことではない。
なので、抵抗することは絶対に辞めるべき。
ビビらせる気はないが、本当に殺されるから。
そして、
強盗に襲われるかもしれないからといって、
ギリギリの金額を持って出歩く人がいる。
これも絶対に辞めるべき。
その理由については、最後に書く。
後学のため、
治安が悪いと評判のカラカスへ行くことに。
(シウダボリバルの宿で確認したが、
夜出歩かなければ大丈夫と)
バスターミナルを夜出発し、朝に到着予定。
ところが、朝方バスが急に停止。
外を見るが、ただの道。
何かトラブルか、1時間以上停まっていた。
乗務員が乗客に何かを伝えると、
みんな一斉に動き出した。
バスが壊れて、
代わりのバスでも来たのかとついていく。
なんと、
乗務員が身体を張って、
走っているバスを停めている!
停まってくれたバスに交渉し、
自分の乗客を乗せていく。
首都へ行く方向なので、バスは多いが、
なかなか停まってくれない。
停まってくれたとしても空席はなく、
バス内の階段や通路に詰め込まれる。
そんな状況の中、
他の乗客と同じようにバスを待つ。
乗務員が頑張っているので、
誰も文句を言わずひたすら待機。
さらに1時間ぐらいたち、やっと乗車。
当初の予定よりだいぶ遅れて、
首都カラカスにたどり着く。
治安の悪い国で、ある程度のお金を持って出歩く理由
強盗に襲われた場合、
こちらの所持金が少なすぎると、
相手が逆上する可能性は0ではない。
そうなると危害を受けるかもしれないので。
だから、
大人しく強盗が去るぐらいの金額は、
常に持ち歩く方が良い。
シウダボリバルからカラカスへのルート