株価の指標 その3 BPSとは?

BPSとは一株あたりの純資産

BPS、ビーピーエスと読みます

英語では、Book-value Per Share

その頭文字がBPSです

 

求め方はBPS=純資産÷発行済み株式数

 

(例)

純資産:1億円

発行済み株式数:100万株

 

BPS=1億円÷100万株

      =100円

 

BPSは100円となります

 

BPSから何が分かるか?

・BPSから企業の安定性がわかる

BPSは1株あたりの純資産です。ゆえにBPSが高いほど企業の資産が多いということ。つまり安定した企業ということになります。

 

・BPSは、解散価値

企業が解散した時に受け取れる金額。ただし計算上のため実際に受け取れる金額とは違うことがあります。

 

・BPSが株価より高い場合、投資価値が高い

1株あたりの純資産が、株価より高い。たとえ企業が倒産しても、株価より残っている純資産のほうが高いということです。ゆえに投資価値が高いということです。

 

(例)株価50円 BPS100円

50円の株価が倒産し0円になっても、1株あたりの純資産(BPS)が100円ある。

なので、理論上は倒産しても100円戻ってくるから投資価値が高い。

 

BPSの注意点

・解散・倒産してもBPS分のお金が戻ってくるわけではない

あくまでも計算上の1株あたりの純資産です。

 

BPSのまとめ

・計算式は純資産÷発行済み株式数

・BPSは、企業が解散したさいに残る価値

・企業が解散・倒産したさいに必ずBPSの分が戻ってくるわけではない

・一般的に株価よりBPSが高い企業は投資価値が高い