ギリシャにある有名なパルテノン神殿。
それより大きい神殿が、
レバノンのバールベックに！
神殿入り口
神殿の建設は１世紀から始まり、
２世紀から3世紀に完成したといわれている。
バールベックは、
ジュピター・バッカス・ビーナスと、
３つの神殿から構成されている。
現在までに何度か地震があったため、
当時の面影はわずか。
バッカス神殿
バッカス神殿 高さ31m・幅35m・長さ66m
パルテノン神殿 高さ14m・幅31m・長さ70m
パルテノン神殿より規模が大きい。
バッカス神殿入り口
バッカス神殿内部の様子
天井は完全になくなっている
ジュピター神殿（ユピテル神殿ともいう）
現存している6本の柱
ジュピター神殿は、
バッカス神殿よりさらに大きい。
土台を含めると高さ95m・幅54m・長さ90m、
あったといわれている。
柱の上部は、このように装飾されていた。
ジュピター神殿の土台には、
有名なバールベックの巨石がある。
「トリリトン」と呼ばれる３つの大きな石で、
重さは1000トン弱あり、世界最大級の切石。
遺跡内部の博物館
人骨？お札が置かれていた。
３つめのビーナス神殿は、
遺跡の敷地外にあり、
朽ちた瓦礫だらけ。
このように、
巨大な神殿が未だに残るバールベック。
遺跡自体の面積はそんなに大きくないが、
人は少なく、誰にも邪魔されない。
パルテノン神殿ほど知名度は高くないが、
世界でも有数の、ローマ帝国時代の遺跡。
巨石がどうやって運ばれたのか謎もあり、
ロマン好きにはたまらない場所。
