まことちゃんポストが目印「切手の博物館」豊島区目白

 

みなさん、1度ぐらい切手を集めたことはないだろうか。切手には、記念切手や図柄の美しい切手など様々な種類がある。いったい何種類あるのか分からないぐらいだ。

 

日本の切手だけでも、それだけ多くの数がある。では、外国の切手はどうなのだろうと気になるところ。

 

以前訪れた、『お札と切手の博物館』。そのとき、切手コレクターにはたまらない場所があると聞いていたところがある。

 

日本だけでなく、世界中の切手について知ることができるミュージアムだ。それが、目白駅のそばにある。

 

本日の訪問先

切手の博物館

『切手の博物館』

 

郵便切手の専門博物館、切手資料が豊富にそろっている。

 

1階には展示室とミュージアムショップ

2階には図書室

3階にも展示室

 

有料エリアは、1階の展示室と2階になっている。そのため、2階の図書室に置かれた資料を見たい場合、入館料が必要になる。

 

展示室・ミュージアムショップ内は、撮影禁止。そのため、美しい切手をお見せできないのが、残念である。

 

展示について

切手の博物館

1階の展示室

3ヶ月ごとにテーマを決めた企画展が開かれる。そのテーマに沿った世界・日本の切手が展示される。

 

他にも、切手を使った万華鏡、紫外線(ブラックライト)によって模様が浮かび上がる切手などもあり、来館者を楽しませてくれる。

 

もちろん、展示室内には珍しい切手が沢山ある。しかし、切手は小さいので、模様が見にくい。封筒に貼るものなので、日本の切手も小さいが、海外の切手も同様。そのため、切手の模様が隅々まで見えるように、ルーペ(虫メガネ)が置かれていた。

 

 

2階の図書室 

世界中の切手雑誌が勢ぞろいしている。また、切手博物館創設者・水原明窗(めいそう)の復元書斎もある。

 

水原明窗をご存知ない人のために、本名は落合光という。日本郵趣協会を設立した人物。その協会は、切手類の研究と文化を継承する組織である。また日本で最初の全国切手展を開催し、世界有数の切手収集家であった。博物館建設に力を注ぎ、切手の博物館運営母体となる財団法人を設立。1993年、死去。

 

図書室には、郵便切手関連の書籍が1万冊以上あるという。それらを全て見るには、たった1日ではとうてい無理だろう。

 

  

3階の展示室

クリスマスやバレンタインといった季節に合わせた特別展が開かれる。それ以外にも、切手バザールやフリマといったイベントが行われている。

 

3階の展示は、基本的に入場無料。展示によっては、1階の企画展示と合わせた内容のため、入館料が必要な場合もある。

 

以上が館内のご紹介になる。

 

 

そして、「切手の博物館」に入館した人してない人、全ての人が気になったことがあるはず。博物館の前に設置されている郵便ポスト。「切手の」博物館なので、ポストがあっても不思議ではない。しかし、デザインのインパクトが凄い!ある意味、博物館の目印ではないだろうか。

 

 

まことちゃんポスト

切手の博物館

博物館入り口に設置された、とても目立つ郵便ポスト。

 

何故かデザインが、「グワシ」で有名な『まことちゃん』である。正確にいえば、漫画家・楳図かずおの赤白柄。

 

楳図かずお、『漂流教室』『まことちゃん』などの漫画で有名な作者。いつも赤白ボーダー柄の服を着ているイメージである。『まことちゃん』とは、幼稚園児が主人公のギャグ漫画。

 

切手の博物館

2016年5月1日に設置された郵便ポスト。豊島区には、他にも「すがもんポスト」「さくらポスト」など変わったデザインのポストがあり、そのひとつ。

 

手塚治虫が住んでいたトキワ荘があったことから、豊島区はマンガ発信の街とされている。次世代の人に手紙を書いてもらいたいという理由から、幼児園児が主役のマンガを探していたらしい。結果、楳図かずおの『まことちゃん』が選ばれたとのこと。

 

ちなみに、郵便ポストに描かれている手は、まことちゃんの決めポーズである。「グワシ」と呼ばれ、深い意味はない。パーの中指・小指を閉じた状態になっている。他にも、さよならを意味する「サバラ」というのもある。そちらは、パーの中指・薬指を閉じた状態。

 

 

まとめ

切手の博物館

王子駅そばの『お札と切手の博物館』では、 切手の製作方法が詳しく説明されていた。

 

今回訪れた博物館は、日本だけでなく世界中の切手についての紹介がメイン。そして世界各地の郵便切手関連書籍も置いている。

 

切手にあまり興味がないと入館料200円は少し高いとと感じる人がいるかもしれない。

 

日本だけでなく海外の切手情報もまとめて調べることができるので、そういう場合はとても便利だと思う。(1960年以降に発行された世界の切手のうち、80%ほど所蔵)

 

だからこそ、切手コレクターには、たまらない場所なのだろう。

 

1階には、ミュージアムショップだけでなく、個人商店の切手ショップもある。海外の切手も販売されており、数がとても多いため、なかなか見応えがある。展示室と同じ様に切手が並んでいるので、まるで展示品かと思ってしまう。また、それらは、インターネット上でも購入することができる。(参考URL

 

このように、無料エリアだけでも十分楽しめるようになっている。むしろ、ふらっと入った人ならそれで満足してしまうかもしれない。

 

切手コレクターなら、年間パスポートを買い、何度も訪れているだろう。

 

以上、まことちゃんポストが目印、世界でも類をみない切手の博物館でした。

 

サバラ!!!

 

 

 

切手の博物館 基本情報

開館時間:10時30分から17時まで

 

休館日:年末年始、毎週月曜(祝日の場合も、休館)

 

入館料:大人200円 小人100円

(未使用の日本切手で支払い可能)

 

電話番号:03-5951-3331

 

住所:東京都豊島区目白1-4-23

JR山手線「目白駅」より徒歩3分

各線「高田馬場駅」より徒歩7分

 

駐車場:なし

(障害者専用の駐車スペース1台分あり)

 

併設カフェ:あり、ただしセルフカフェ(1階・1杯100円)

 

併設ショップ:あり、世界中の切手が販売されている

 

図書コーナー:あり(2階)

 

イベント:毎月第3日曜日に「体験!切手はり絵」が開催。フリーマーケットやオークションなど沢山のイベントが開かれる。

 

写真撮影:展示室・ショップ内はNG

 

サービス:エレベーターあり、コインロッカーあり、多機能トイレあり(1階)

 

公式サイト:https://kitte-museum.jp/

 

地図: